9/28 恋愛の話①

恋愛の話  〜小学生(初恋)編〜

皆さん初恋って覚えてます?

僕は純粋無垢だったあの頃、その初恋とやらを経験したのですが、今回はその話をしたいと思います。

 

草木も青々と生茂る6年生の夏の頃、僕は同じクラスのRちゃんという女の子が好きになってしまいました。

 

なぜ好きになったかは覚えていませんが、おそらく可愛くて運動神経抜群なところに惹かれたのでしょう…。

 

当時は男子が女子と話すと「うわぁ〜お前ら付き合ってるんだぁ〜うーわー」と茶化す小僧が多かったもので、特に2人で話すこともなく接点はありませんでした。

 

ところで、僕はクラスの「配り係」だったため毎日宿題として課されるプリントや音読カード、また、〇〇だよりなどの配布物を帰りの学活で返却・配布していました。

 

そのため全員分の配布物を配り係で分担するとき、Rちゃん宛のものがあると嬉しくてにやけていました。ここで僕のRちゃんに対する、半ば変態的とも言える行動を紹介します。

(とりあえず大体気持ち悪い行動だったわけですが、とりわけ音読カードの返却は凄まじかったのでそちらを紹介します)

 

音読カードはクラス全員分の40枚、さらに配り係が4人とお人好しのお手伝いが数人いるため激戦でした。単純に考えて配り係だけで分割しても1人10枚であり、さらにお手伝いが加わるため枚数は5枚程度しかないのですが、そこにRちゃんのものが入っている確率はもうお分かりの通りとても低いです。

 

「(お手伝いいらんわ!座って待っとけや!)」

 

しかし、その戦いはほぼ毎日行われるため僕も何度か当たりを引くことができたのです。

 

カードパックを購入した方はご存知だと思いますが、レアカードが入っているかソワソワしながら一枚一枚カードをめくるように音読カードの氏名欄を確認し、Rちゃんのものがあることを確認した僕はそれを一番最後に配ることを決めます。

 

「…!!(き、きたぁぁぁぁあ!)」

 

そして最後の一枚を両手で持ちながら口角が嫌に上がった気持ちの悪い顔でRちゃんのもとへ歩み寄ります。

 

誰かに悟られないように分け隔てなく普通に渡す、わけもなく、Rちゃんが音読カードを受け取りに手を差し伸べ、カードを掴む瞬間に僕はそのカードを引き、取らせませんでした。典型的なめんどくさいタイプですねこれは。反省しています…(なんかトルコアイスの屋台の人みたい)

 

「ねぇ笑 ちょーだいよ笑」

「取ればいいじゃん笑(ひょいっ)」

「ちょっとー笑」

 

なんていうやり取りが何回か続き、最後に音読カードを返して僕の惚気は終わります。ちなみにこれ以外に接点はなく、告白したりされたりすることもなかったため付き合ったりはしていません。

 

小学生の頃ということもあり、これくらいしか覚えていないので小学生編はここで終わります。

 

では次回の中学生編で。